私は、塾講師を3年間経験して、私立中学受験の指導に携わりました。その時、受験の弊害を理解するとともに、「結果を出す」ことの大切さを学びました。その後、小学校の教員として18年間勤務しました。そこでは、「優しい子どもの保護者は、どのようなタイプか?」「勉強ができる子どもはどのような生活をしているのか?」など子どもと保護者の実態を事細かに観察しました。今、記事に載せている「子どもの頭を良くする7ヶ条」は、その21年間に培ったことを自分の子どもで証明した具体策でもあります。

今回の記事は、第2条「~しなさいを言わないようにして、子どものやる気を出せ」について記事を載せていきます。

早期教育1-2

毎日の生活で「早く着替えなさい」「早くお風呂に入りなさい」等「~しなさい」という言葉を、子どもにたくさん言っていると思います。しかし、勉強に関することで「~しなさい」と言うと、だいたいが逆効果になってしまいます。「宿題は終わったの?早くしなさい。」「今月分の問題集がたまっているでしょ。今、やりなさい。」といった注意や小言は、小学校3年生ぐらいまでは、従順にきくかもしれません。

しかし、5年生ぐらいになり自我が目覚めると、だんだんやらせることが困難になってきます。そして、小さい頃から「~しなさい」で育った子どもは、逆に言われないとやらない子どもになってしまうのです。

それでは、どのように接していけば、「やるべきことが終わってないと、すっきりしない」「やるべきことが多少めんどくさくても、自分からできる」子どもに育っていくのでしょうか。

以下のような言葉かけ方を参考にして、子どもへの接し方を考えていきましょう。

×ダメな声かけ→親「宿題は終わったの?早くしなさい。」

○良い声かけ→親「学校のことで、明日までにやらなくてはいけないことは何?」 子「宿題かな・・・」 親「他には?」 子「・・・・・・・・・・・?」 親「明日の持ち物はそろってるの?」「じゃあ、その2つが終わってから遊びに行こうね。」

勉強嫌いにさせないためには宿題などの勉強を、毎日の生活でやらなくてはいけないもの1つとしてとらえさせることが大切です。勉強だけを特別扱いにしてはいけません。「勉強」も「歯みがき」や「お手伝い」「明日の学校の支度」等と同じだということです。やるべきことをやらないと「ごはんやおやつなど与えられるべきものも与えられない」「自分がやりたいことへ進むことができない」という意識を持たせるのです。

そして、勉強に関わらず言われなくても終わらせている時は、めちゃくちゃ褒めてあげましょう。小学校低学年のうちに「たくさん褒められている子ども」は自分で行動する習慣が身についているので、中・高生になっても、進んで勉強するようになるでしょう。自分で考え、自主的に行動できるように仕向けていくことが大切です。

×ダメな声かけ→ 親「今月分の問題集がたまっているでしょ。今、やりなさい。」

○良い声かけ→  親「今月分の答え合わせをしてあげるから、問題集持ってきなさい。」  子「全然終わってないよ。」 親「できているところまででいいよ。」 子 「・・・・・・・・・・・」  親「3ページもやってあるじゃない。」「でも、このペースだと今月には終わらないね。」「早くみんなで、アイスパーティーを開きたいね。」

私が小学校の先生をしていた時、ワークテスト(小学校で実施するカラーのやさしいテスト)で、いつも100点をとる子どもに尋ねる質問がありました。「塾か問題集やってる?」そして帰ってきた返答は、だいたいが「チャレンジやってるよ」でした。私の子どもも今、弟が「チャレンジ」をやっていて、姉が以前に「Z会」をやっていました。こういった問題集は、だいたいが1か月単位になっています。

我が家では、親が問題集の答え合わせをこまめにして褒めるとともに、1冊終わると、レストランなどのお店で子どもの好きなデザートを1品頼み「1冊がんばりました!!拍手ーーーー!!」とお祝いをします。逆に、レストランで理由がなくデザートを頼むことは、めったにありません。

こういった内容は、各家庭の教育方針で賛否両論だと思います。勉強を餌で釣るという感覚になってしまい、何かをもらえないとやらないという思考になってしまうからです。一般的には「テストで100点をとったら100円あげる」という方法があります。私の個人的な意見では前者の「問題集1冊でデザートパーティーは○」で、後者の「テスト100点で100円は×」です。この2つは似たようなことと感じるかもしれません。しかし私は、前者は「こつこつ努力したことに対しての対価・お祝い」後者は単純に「過程をふまえない、その場だけのエサ」と考えるからです。

子どもがしている「勉強」は、大人になると「仕事」に変わります。努力して、その対価が得られるといった感覚をつかませることは、方法にもよりますが大切なことだと考えます。がんばったことを認める場を、家庭の実態に合わせて考えてみてはどうでしょうか。

次回は、第3条「精神論ではなく、1つ1つの具体的な手立てを積み重ねろ。」について記事を投稿します。

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