2019年に「大学入試センター試験」が廃止されます。

今回から、2020年から実施される予定の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」について記事を載せていきます。

現在、中学受験をしようと思っているお子さんは、このテストを受けることになるので、興味を持って読んでいただければと思います。

有名私立中学から、内部進学するお子さんは関係ありませんが・・・・・。

1 教育改革・・・これから重視される「学習プロセス」とは?

文部科学省で「高大接続システム改革会議」が行われました。議事録・配布資料等に目を通すと「テストの実施内容」を含めた高校教育・大学教育等の改革内容を、おおまかに理解することができます。

配布資料「リンク~大学入学選抜改革に関する資料~リンク」の中に「今後の社会で特に重要となる能力」を身に付けるための「学習プロセス」として以下のような内容が記載されています。国語と理科だけ載せます。※この資料は「推薦・AO入試→調査書」についても載っているので、大変為になりますよ!!

「国語において重視すべき学習のプロセス」

多様な見方や考え方が可能な題材に関する文章や図・表等から得られる情報を整理し、概要や要点等を把握するとともに、他の知識も統合して比較したり推論したりしながら自分の考えをまとめ、他の考えとの共通点や相違点等を示しながら、伝える相手や状況に応じて適切な語彙、表現、構成、文法等を用いて効果的に伝えること。

「理科(物理)において重視すべき学習のプロセス」

観察した自然事象の変化や特徴を捉え、そこから得られる情報を整理・統合しながら、問題を設定し仮説を立て予測し、それらを確かめるための観察・実験を 計画して実践し、得られた結果から傾向等を読み取ったり、モデルや図表等で表現したりするとともに、結果に基づき推論したり、改善策を考えたりすること。

※引用「文部科学省・大学入学選抜改革に関する資料」

この内容は、文部科学省が考える「これからの日本を担う学生に、必要とされている学習」です。

そして文部科学省は、日本中に「4年後に大学に入りたい皆さん、この学習内容が身についているかどうか、確かめるテストをしますよ」「学校関係者の皆さん、このテストができるようになるような教育をしてくださいよ」と発信しているのです。

2 「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」について

私は、今のうちから「このテストがどのようなものなのかを、親が理解しておくこと」が非常に大切と考えます。理解して、子供に1つ1つ具体的な手立てを積み重ねるのです。

それでは、どのような問題が出されるのでしょうか。

1番の目玉は「記述式問題」です。国語は、以下のような「記述式問題イメージ例」が記載されています。

多様な見方や考え方が可能な題材に関する複数の図表や文章を読み,情報を統合しながら,考えを構成し表現する問題。

3つの文章で語られている状況,問題,解決法に関する共通点について考察し,選択式と記述式で構成・表現する問題。

リンク先には、実際の問題が公開されています。「イメージ例」だけあって、どのような問題が出題される予定なのかを、そのまんまイメージすることができます。

是非、ご覧ください。→「リンク~大学入学希望者学力評価テスト(仮称) で評価すべき能力と記述式問題~リンク」

これに目を通すと、当たり前の話ですが「選択・穴埋めが中心の問題集に取り組む」といった方法で、ある程度得点が獲得できた「センター試験」とは形式が違う・・・・・これまでと違った学習をしていかないと太刀打ちできないことを理解することができます。

「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の国語では、解答文字数が「80~100字」と「80字以下」の2問を出題する予定だそうです。

それでは、「マークシート形式」の問題はなくなるのでしょうか???

当然、そんなことはありません。「記述式問題の採点は大変・・・・どうするんだ」とニュースになるぐらいですから、記述式の問題数は限られていて、採点が簡単な「マークシート形式」は「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」でも出題されます。

ここで重要になるのが、この「マークシート形式」の問題でも「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」では、今行われている「大学入試センター試験」と異なった観点で出題されるということです。

理科(物理)は、以下のような「マークシート式の問題イメージ例」が記載されています。

観察・実験から得られたデータを解釈し,見通しをもって新たな実験を計画し,グラフを描いて結果を推論する問題。

資料を読み解き,科学的な知識を活用して,科学的な原理を推論して説明した り,実験装置を開発したりする問題。

これは、今行われている「大学入試センター試験」と、どのような点が違うのでしょうか?

既存の問題とどのような観点で異なるのか

1.観察・実験の場面を通じた探究活動の文脈を設定する。(問題全体)

2.他の教科・科目(本問では地学)や,日常生活や社会との関連を図ったテーマとする。(問題全体)

3.必要な情報やデータを自分で抽出・選択する必要がある。(問5)

4.どのようなグラフを描くかを自分で判断し,作成したグラフを外挿して正解を読み 取る。(問5)

5.対話形式を取り入れる。(問2,問3,問4,問5)

6.新しい解答形式を導入する。思考して式を立て,計算した結果を解答に反映するため,以下の解答形式を新たに導入する。(問4)

ア)答えの数値を ●.●×10 ● の指数表記で答えさせる。(問1,問3)

イ)記号を指定して関係式を答えさせる。(問4)

実際の問題を、ご覧ください。→「リンク~大学入学希望者学力評価テスト(仮称)で評価すべき能力とマークシート式の問題~リンク」

「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」では「マークシート問題」についても、暗記中心の勉強だと対応することができない問題にしていこう・・・・より「思考力・判断力」を重視した問題に改善していこうとしていることが理解できます。

 

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