今回は、長女に対する「私の子育て失敗談」を記事にします。内容は「将来の夢」に関してです。娘の小さい頃の夢は「保育園の先生」です。

中学受験 長女0

うちの子ども達は、保育園に通っていました。私たち夫婦はその頃、2人とも学校の先生をしていたので、そろって「朝早く、夜遅い」です。娘は平日毎日、朝7時半から夜7時まで約12時間、ずっと保育園にいました。

私は、保育園のお迎えの番なのに、どうしても仕事で抜けられない事がありました。奥さんの携帯に連絡しても通じません。保育園に事情で遅れることを説明すると「良いですよ!!安全運転で迎えに来てくださいね!!」との返事………「申し訳ありません」と謝って、仕事を済ませます。

そして、かなり焦って娘を迎えに行くと………灯りは職員室だけ……その中で保育園の先生は、楽しく子どもと遊んでくれていました。きっと寂しく感じている子どもを、盛り上げてくれたのでしょう。感謝です。保育園の先生とは何回か一緒に「バーベキュー」をしたことがあります。うちの奥さんは一緒にお酒を飲みに行くこともありました。

保育園の先生は、優しく素晴らしい方ばかりでした。娘は、そんな優しい「保育園の先生」になりたかったのでしょう。

この娘の夢………3年生ぐらいになると「小学校の先生」がプラスされます。将来の夢が「保育園の先生か、幼稚園の先生か、小学校の先生」と幅が広がったのです。

私は、どうしてこの話題になったのかは覚えていません。し……か……し……、私が発してしまった一言と、それに対する娘の表情は良く覚えています。

私は、瞬間的に「小学校の先生は、今ひとつだな……!!」と言ってしまいました。本心で、娘を学校の先生にさせたくなかったのです。心の中では「お前をそんな風に育てた覚えはない!!」という訳の分からない言葉が連呼されていました。

それを聞いた娘は「不満そうな顔」そして……「寂しそうな顔」をします。

その後「どうして?」と尋ねる娘に「いやぁーーー大変だからな!!」と適当な返事しかできませんでした。その時私は、初めて心ないことを言ってしまったことに後悔します。

私は、娘に大学で理数系の「手に職をつけられる勉強」をしてほしいと思っています。これは、はっきり言って「親のエゴ」です。私が勝手にそう思っているだけで、娘に無理強いするつもりはありません。

私が父としてできることは「娘の将来に繋がる今現在の正確な情報を、その場その場で爽やかに伝える」だけです。このような教育方針で進めてきた私が、いきなり「娘の将来の夢」を全面否定してしまったのですから、後悔するしかありません。

私は「我が子の将来を考える」に当たって、この「職業選択」は「結婚相手」に次いで重要と考えています。

ここで、本題に入る前に、ちょっと職業選択について考えてみます。まずは、江戸時代からです。そこからですかーーーーというツッコミが聞こえてきそうですが気にせずいきます。

江戸時代は「職業選択の自由」が全く無いように感じますが、実際はそうでもありません。幕府が開かれて50年ほどたつと、戦がないので、人びとのくらしにもゆとりが生まれてきます。特に、江戸、大坂、京都などの大都市は、町人が経済力をもつことにより、文化的なレベルが向上しました。

その頃の歴史上の人物「人形浄瑠璃・歌舞伎の作者」で有名な「近松門左衛門」は、武士から町人に身分を変えて、元禄文化の担い手となっています。また、近松の書いた脚本の中には、武士から町人になった人がけっこう登場しています。逆も有り得ます。「御家人株の買得」等で農民・町人が武士になることもありました。坂本龍馬や勝海舟の先祖は、金を積んで武士の家に養子縁組を行い、武士になっています。また、跡取り以外は相続がほとんど無いために「町人→小作人」「農民→町人」等の職業選択はかなりあったでしょう。

しかし、江戸時代に「しっかりとした世襲の職業」を変える人なんて、全体の割合を考えると、かなり少なかったのではないでしょうか。この頃は、やる気とパワーにあふれる人が世襲の職業を変えていたと私は考えます。

今現在「子どもの職業選択」に「親の仕事」はどのくらい影響するのでしょうか???今は昔と違って「職業選択は自由」です……当たり前です。どのくらい関係するのか、ヒントになる資料はないか調べてみました。→「リンク ~会社員の子は3割が会社員に会社役員の子は4割が役員になる~ リンク」

このデータを見ると、「会社役員」の子どもは6%しか「公務員・団体職員」になっていないのに「公務員・団体職員」の子どもは……なななんと28%も「公務員・団体職員」になっています。「世襲議員」「世襲タレント」……良くいます。調べてみると、結構影響があるんだなあと感じさせられます。

今も昔も、親があまりにも立派な職業だと、子どもはつらいことが多いのではないでしょうか?私の父は「東大出→大企業の重役→子会社の社長」といった経歴です。私は、中学校…高校の頃……ずっと何か目に見えないプレッシャーを感じながら生きてきたような気がします。親が会社役員で、先生という公務員になった。私は6%の中にいるということです。

親が開業医で、周囲は後を継ぐことを期待している。しかし「子どもはその能力がない」「違う職業に就きたい」……その子は不幸でしかありません。何だか良くありそうな話です。実は、私の親戚にいます。

こんなデータもありました。「リンク ~小中学生の7割が親と同じ仕事をしたくないと回答 – その理由は?~ リンク」

私は、この資料を見て、逆に3割の子どもが「親と同じ職業に就きたい」と感じていることに驚きました。世の中には数えられないぐらいの職業があります。その中で3割という数字は、結構高いと思いませんか??親と同じ職業をしたくない理由……読んでみると、為になります。

「1位 やりたい仕事が決まっているから」……そりゃそうです。

「2位 忙しそうだから」「3位 お金が稼げなさそうだから」「5位 やりがいがなさそうだから」「8位 かっこよくないから」「9位 人気がない職業だから」「10位 世の中に影響しなさそうだから」……何だか悲しくなります。そして、「親の職業が、世の中に影響しなさそうだから、同じ職業をしたくない」と回答した1,3%の子ども……大物になりそうです。

「6位 親がやめた方がいいと言うから」……まいりました。私と同じことを言ってしまった親が、何と3,8%もいるのが驚きです。

私は昔「小学校の先生」でした。私の妻は、今でも「学校の先生」です。そして、娘は私に「将来、小学校の先生になりたい」と言いました。私はそれを全否定しました。そして今、この全否定を後悔しています。

親子で学校の先生……実は結構います。私の周りには数え切れないぐらいいます。昔の職場の後輩……父が校長先生、母が教頭先生です。大学を2浪して、教員採用試験合格まで2年かかったので、4歳下の妹と同期で先生になっています。完璧なまでの「教員一家」です。

今回は、本題に入る前に長くなったので終了です。明日は、どうして娘が「先生になりたい」と感じたのか……3割の中に入ってしまったのかを検証してみます。これから、子どもの「職業選択」について一緒に考えていきましょう。

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