前回は、タイトルに「~はじめに~」という言葉を入れて、課題解決能力の基本的な内容について説明しました。今回は「テスト得点力の上に成り立つ課題解決能力」ということで、前回の記事を更に掘り下げていきます。

皆さんは、子どもの頃の夏休みの宿題で、「理科の自由研究」をやった経験があるでしょうか?私は小学校の頃に出されて、嫌々やったのを覚えています。私が初めて勤務した小学校では、この「理科の自由研究」が自由提出でした。やってもやらなくてもいいのです。この時、私は自由研究を熱心にやってくる親子をバカにしていました。「こんな難しい内容、子どもだけでできる訳がないじゃないか。親が子どもの宿題に手を出すなんて、バカみたいだな。」とこんな感じです。私は、提出された宿題を「子どもの成績を上げるために、親がやっている」と捉えていたのです。

しかし、教師生活を続けるうちに、この考えは変わってきました。この「理科の自由研究」を提出してくる子どものだいたいは、頭が良く優秀なのです。特に今日のネタ「課題解決能力」が高いのです。子どもと一緒にこの自由研究を進めるということは、大変な労力です。しかし、敢えてそこにチャレンジしている親が、子どもそっちのけで宿題をやってあげているはずがないのです。そのような親子は一緒に実験をして、楽しんでいます。子どもの「課題解決能力」を伸ばすために、親子で協力してしっかり宿題を進めているケースが多いのです。

ここで、私小学校の頃にやった「ダンゴムシの研究」をもとに、自由研究の流れを紹介しましょう。昨日の記事で「課題解決能力の基本的な内容」について記事を載せました。この理科の自由研究の流れは、見事なまでに昨日の「課題解決能力とは?①~⑥」の内容と一致しています。

① 自分で課題を見つける。

「ダンゴムシはどのような場所が好きなのだろうか?」

② 実験の内容を考える。

「ダンゴムシ10匹を明るい場所と暗い場所の中間に置き、どちらに移動するか調べる。」

③ 実験結果を予想と理由を考える。

「ダンゴムシは石の下の住んでいるから、暗い方に移動するだろう。」

④ 調べたい事のみ条件を変えて実験を行う。(他の条件はそろえる。)

「結果は、表やグラフでわかりやすくする。」

⑤ 実験結果を考察する。

「実験結果からわかることを、実生活と照らし合わせて文で表す。」

⑥ 考察をもとに更なる疑問点を生み出し、次の実験内容を考える。

「色、湿度、温度、ジグザグの進み方など」

⑦ ③~⑥を繰り返す。

⑧ すべての実験結果を考察して、まとめる。

⑨ 参考資料などの出典を載せる。

このような自由研究の流れは、宿題になっているとはいえ小学生にとっては難しすぎる内容です。きちんとした研究内容を自分だけでできるのは、中学生でもクラスで数名しかいないでしょう。学校は、子どもができない内容を「やってこい」と言っているのです。また、文部科学省・学校は、この課題解決能力を「総合的な学習の時間」で身につけさせようとしていますが「基礎学力の欠如→まず文が書けない」「子どもの能力差」「教師の多忙化」等、公立学校では上手くいってないのが現状です。「校外学習のバス席決め・レクを考える」等、訳がわからない時間に使われている場合が多いです。(※もちろんきちんとやっている学校もあります。)

一人の教師が一斉授業で30人の「テスト得点力」を伸ばすことはそんなに難しくありません。しかし、一人一人に対応しなくてはいけない「課題解決能力」を30人に身につけさせることは、とてつもなく難しいのです。だからこそ、親が意識しないとことには、この能力は伸びません。

早期教育・企業が求める能力600×540

この課題解決能力は「問題集を解く」といった学習では、決して身につきません。明らかにテスト得点能力とは違うのです。しかし、テスト得点能力の上に成り立っている。または大きく関わっているともいえます。(上・細分化した図参照)親がまず、この「テスト得点力の上に成り立つ課題解決能力」をしっかり理解することにより「企業が求める能力・社会に出て必要とされる能力」を伸ばすことができると考えます。

次回は「コミュニケーション能力の上に成り立つ課題解決能力」について、記事を載せていきます。

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